原稿と赤い推敲線が残る夜の作家机

CHIEF'S SERIAL

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SERIAL

徒然なるままに。本業が放送作家の編集長が、思いついたものを書いていきますの
CHIEF'S SERIAL

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入稿された作品。

偽言#6小説

偽言#6

* 本部に戻ると、村瀬が席にいた。 真帆は黒川から控えた電話番号を書いた紙を差し出した。 「山岸奈緒の客です」 村瀬修は紙を見る。 「佐伯?」 「名字だけです。山岸さんを盗撮していた可能性があります」 「可能性?」 「本人がそう思っていた、という証言です」 「動画は?」 「違法サ…

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偽言#5小説

偽言#5

* 本部に戻ると、村瀬が席にいた。 真帆は黒川から控えた電話番号を書いた紙を差し出した。 「山岸奈緒の客です」 村瀬修は紙を見る。 「佐伯?」 「名字だけです。山岸さんを盗撮していた可能性があります」 「可能性?」 「本人がそう思っていた、という証言です」 「動画は?」 「違法サ…

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偽言#4小説

偽言#4

* 店は、駅から少し離れたマンションの一室にあった。 外から見ても、風俗店には見えない。 普通のオートロック付きマンション。一階の集合ポストにも店名はなかった。 建物の前には黒いワンボックスが一台、路肩に停まっている。 運転席にいた男が外へ出て、車にもたれながら煙草を吸っていた。…

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偽言#3小説

偽言#3

新しい着信はなかった。 * 宮下家は、少しだけ古くなった印象だった。 門の横にあった植木は大きくなって、玄関のタイルには細いひびが入っていた。 その隣。 宮下鉄工所。 看板の文字が少し薄くなっている。 昔はもっと大きな工場に見えた。 紗季が居なくなってからは初めて来た。 一瞬の躊…

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偽言#2小説

偽言#2

日付は、紗季がいなくなる少し前だった。 「間違いないんですか」 井口が聞いた。 「間違えない」 真帆は写真を見たまま答えた。 紗季は奈緒より少し後ろに立っている。 奈緒が肩を組んでいた。 嫌そうには見えない。 むしろ笑っている。 「この山岸さん、何歳です?」 「今二十九なら、十七…

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カタッテでは金は出すけど口は出さないかっこいい大人を募集中ですother

カタッテでは金は出すけど口は出さないかっこいい大人を募集中です

カタッテでは現在、 「金は出す。でも口は出さない」 そんな最高にかっこいい大人を募集しています。 僕らは、これからも好き勝手に書きます。 世の中で話題になっていることを取り上げるかもしれないし、誰も気にしていないようなことを、勝手に面白がって記事にするかもしれない。きれいにまとま…

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偽言小説

偽言

警視庁本部の夜は、静かではない。 外から見れば寝ているような時間でも、電話は鳴るし、誰かが廊下を歩いている。コピー機も動く。 水城真帆は机の上に広げた書類を一枚めくった。 防犯カメラの確認結果。 次。 関係者の供述。 次。 押収品の一覧。 「これ、昨日見なかった?」 向かいの席に…

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