YouTube Works Awards Japan 2026が受賞作品を発表した。メルカリの『やさしいメル﨑』、アサヒビールと江頭2:50の共同開発企画など、広告効果とクリエイティブを両立したキャンペーンが並ぶ。
すごい。売上が伸びた。好意度が上がった。AIも活用した。広告主から見れば、文句なしに優秀である。
でも視聴者は、その広告が始まった瞬間、右下を見ている。あと何秒でスキップできるか。
広告主が見せたいものと、視聴者が見たいものは、受賞しても同じにはならない。
“見られた”と“見たかった”は違う
YouTube広告はテレビCMより細かく成果を測れる。誰に届き、誰がクリックし、誰が買ったか。だから賞も、面白さだけでなく結果を評価する。理屈は正しい。
ただ、逃げられない数秒を奪って成果を出した広告と、検索してまで見たくなる動画は別物だ。再生された数字が大きくても、見たかったとは限らない。
本当に強い広告は、スキップされない広告ではない。広告なのに、続きを見たいと思わせる広告だ。賞を取った側だけでなく、見せられた側が『あれ面白かった』と言うか。YouTube Works Awardsの本当の審査員は、トロフィーを持たずにスキップボタンを押している。
出典・編集注記
YouTube Works Awards Japan 2026の公式受賞一覧を参照しました。メルカリ『やさしいメル﨑』はBest Use of Google AI部門Gold、アサヒビールと江頭2:50の企画は同部門Bronzeを受賞しています。






レスポンスを読み込んでいます…