別に、誰もが振り返るような美人というわけではない。
少なくとも「圧倒的な顔面」を武器に出てきたタイプではない。
なのに曲を聴き、ライブを見て、喋っているところまで知っていくと、だんだん可愛く見えてくる女性アーティストがいる。
人間の脳は不思議だ。
あの“乳出し画像”で妙な答え合わせが起きた
少し前、ある女性シンガーが胸を露出しているように見えるAIフェイク画像がSNSで拡散された。
当然、本物ではない。
本人からすれば迷惑以外の何物でもない話だ。
ただ、画像を見た一部の人間の頭には、別の感情も浮かんだのではないか。
「あれ、なんか妙に色っぽいな」
と。
失礼な話である。
しかし、だからこそ面白い。
顔面偏差値は後から書き換えられる
いい曲を書く。
声がいい。
妙なファッションが似合う。
喋れば独特の面白さがある。
そういう情報を何年も浴び続けていると、人間はいつの間にか顔そのものまで高く評価し始める。
逆もある。
最初はとんでもない美人だと思ったのに、性格や振る舞いを知った途端、全然魅力的に見えなくなる。
つまり我々は、顔だけを見て「かわいい」と判断しているわけではない。
才能は最高級の美容整形なのかもしれない
歌がうまい。
曲がいい。
面白い。
格好いい。
その積み重ねが、最後には顔の評価まで侵食する。
これを勝手に「変態学」と呼びたい。
美人だから好きになるだけではない。
好きになった結果、美人に見えてくる。
そう考えると、才能とはかなり恐ろしい。
メスもヒアルロン酸も使わず、人間の顔面評価を丸ごと書き換えてしまうのだから。






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