今のSTARTOは、もう昔のジャニーズではない
STARTO ENTERTAINMENTを見ていると、旧ジャニーズ時代とはかなり違う。
YouTube、Instagram、X、配信番組。タレント自身が直接発信し、会社設立やエージェント契約という選択肢まである。
発足時からSTARTOは、専属マネジメントだけでなく、タレントやグループ自身の会社とのエージェント契約も用意し、「自分自身で活躍のスタイルや場を求める」と明言した。(株式会社STARTO ENTERTAINMENT)
ならば、滝沢秀明と袂を分かった人たちは、何を求めてTOBEへ行ったのか。
実は「今のSTARTO」と比較するのは少しズレる
ここで時間軸が重要になる。
TOBE設立は2023年3月。三宅健、IMP.、平野紫耀・神宮寺勇太、北山宏光、岸優太らが合流したのも2023年だ。
一方、STARTOが本格始動したのは2024年4月。
つまり彼らの多くは、「今の自由になったSTARTO」を見た上で拒否したわけではない。
旧ジャニーズが崩れ、次の会社の形もまだ見えない時期に、すでに滝沢という具体的な人間を選んだのである。
違ったのは制度ではなく「誰が決めるか」
現在だけ比べれば、両社ともSNSを使い、海外を目指し、タレントの自主性を重視している。
Number_iは2026年、海外活動に向けWMEともエージェント契約を締結したが、マネジメントは引き続きTOBEが担当する。(Tobe Official)
ではTOBEらしさは何か。
滝沢は設立時、「あなたと新しい世界をつくりたい」「全員が主役」と掲げた。後には「なぜTOBEに来たのかという答えを出さなきゃいけない」とまで語っている。(Tobe)
これは制度より、人間関係の会社だ。
STARTOが「選べる仕組み」を作った会社なら、TOBEは「この人と作りたい」で集まった会社なのかもしれない。
元ジャニーズが選んだのは「自由」だけではない
旧ジャニーズでは、巨大な仕組みにタレントが乗っていた。
TOBEでは、その仕組みを知り尽くした滝沢自身が前に立ち、新しい形を一緒に作る。
平野紫耀らにとって重要だったのも、「Instagramができるか」「YouTubeに出られるか」という細かな解禁項目だけではなかったのではないか。
誰が自分の可能性を理解しているか。
誰なら決断を速く下せるか。
誰となら失敗まで共有できるか。
そこは契約書では測れない。
STARTOは旧ジャニーズよりタレントファーストへ変わった。TOBEだけが自由な会社、という時代でもない。
だからこそ両社の差は、今や規則ではなく文化にある。
会社を選ぶのか。
人を選ぶのか。
元ジャニーズの一部が滝沢についていった決断を振り返ると、芸能人にとって最後に重要なのは「何を許されるか」より、「誰に自分の人生を預けられるか」なのかもしれない。
出典・編集注記
事実確認(2026年10月7日):STARTO ENTERTAINMENTは2024年4月10日に本格始動し、設立発表時から専属マネージメント契約とエージェント契約の双方を用意する方針を示しています。TOBEは2023年3月21日に設立を発表し、同年に三宅健、IMP.、平野紫耀・神宮寺勇太、北山宏光、岸優太が順次合流しました。TOBE公式オーディションサイトには「私はあなたと 新しい世界をつくりたい」「全員が主役」と掲げられています。滝沢秀明の「なぜTOBEに来たのかという答えを出さなきゃいけない」という発言は、2023年12月の日刊スポーツ取材で確認できます。Number_iは2026年2月にWMEとエージェント契約を締結し、TOBEが引き続きマネジメントを担うと公式発表しています。各タレントがTOBEを選んだ理由を「人」や「信頼」と捉える部分、およびSTARTOとTOBEの文化的差異は、公開情報を基にした筆者の推論・論評であり、本人たちが明示した動機の断定ではありません。画像は実在人物、企業、施設を再現したものではありません。






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