三代目 J SOUL BROTHERSが、妙に“終わり”を感じさせる時期にいる。もちろん解散発表はない。10月21日には15周年アルバム『24/7 ~JSB FOREVER~』、10月31日・11月1日にはヤンマースタジアム長居で『JSB FOREVER ONE ~GRAND FINALE~』が控える。終わるのは15周年企画である。
それでも『FOREVER』『GRAND FINALE』と並べられたら、どうしたって勘ぐる。しかも今、7人があまりにも一人で成立し始めている。
もう7人とも“三代目以外の名刺”を持っている。だから解散できる。そして、だから解散する必要もない。
ØMIと倉科カナ、そして記憶の中の竹野内豊
象徴的なのがØMIこと登坂広臣だ。9月1日、FRIDAYデジタルが倉科カナとの交際を報じ、二人がスーパーで買い物する姿も掲載した。婚約発表はないため『結婚秒読み』はまだ見出しの疑問にすぎない。ただ、ステージ外の人生まで具体的に想像させる写真だった。
倉科といえば竹野内豊を思い出す人もいる。2014年に交際が報じられ、2018年に破局が伝えられた。現在の二人の間に竹野内がいるわけではない。いるのは、我々の記憶の中だけだ。
7人全員が“三代目以外の名刺”を持った
岩田剛典は俳優とソロ歌手として立ち、2027年にはミュージカル『SPAMALOT』で主演する。山下健二郎には『ZIP!』、ラジオ、単独トークツアーがあり、NAOTOには『モニタリング』、STUDIO SEVEN、ソロライブがある。ØMIと今市隆二はそれぞれソロで客を呼び、ELLYはCrazyBoy、小林直己も単独ショーケースへ進んだ。
解散後に生き残れるメンバーはいるのか。むしろ逆だ。もう7人とも、グループ以外の肩書で仕事を説明できる。だから解散できる。そして、だから解散する必要もない。
解散危機ではなく、帰る場所になる
今年3月、メンバーは7人で集まる時間を『青春』と表現した。若い頃は三代目が仕事だった。15年後、三代目は仕事というより帰る場所になりつつあるのかもしれない。結婚しても、俳優をしても、服を作っても、一人でツアーをしてもいい。必要な時だけ7人でスタジアムへ戻ればいい。
本当の解散危機は誰かが売れなくなった時ではない。7人全員が一人でも生きられるようになった時だ。そして今、かなりそこまで来ている。けれど自立は終わりの理由だけでなく、無理に毎年動かなくても続けられる条件にもなる。
グループの価値は、全員が同じ場所にいることだけではない。離れても、名前を聞けば同じ景色を思い出せることだ。ソロの実績が増えるほど、7人で並んだ時の希少性も上がる。
三代目は解散へ向かっているのではない。“解散しても困らないのに、帰れば成立する”グループへ変わっている。これは危機というより、国民的グループの老後設計が始まった瞬間なのかもしれない。
出典・編集注記
三代目 J SOUL BROTHERSの15周年アルバム『24/7 ~JSB FOREVER~』と『JSB FOREVER ONE ~GRAND FINALE~』、各メンバーの活動はグループ公式サイトおよび公式ファンクラブの公表を参照しました。ØMIと倉科カナの交際は2026年9月1日付のFRIDAYデジタルによる報道で、本人・所属事務所から婚約や結婚の発表は確認できません。倉科カナと竹野内豊の過去の交際・破局は当時の公表と報道に基づき、現在の関係を示すものではありません。解散発表もなく、「解散危機」「結婚秒読み」「老後設計」は、15周年の言葉と個人活動から可能性を考える編集部の批評です。画像は実際の人物・現場を撮影したものではありません。






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