9月6日、坂口健太郎が一般女性との結婚を発表した。めでたい。

ところが結婚した瞬間、2025年の“二股騒動”までほじくり返された。

当時『週刊文春』は、年上の一般女性との同棲中に永野芽郁とも交際していたと報道。永野の所属事務所も過去の交際自体は認め、「当時別の方とも交際されていたことは存じ上げておりませんでした」と回答している。

なお今回の結婚相手が、当時報じられた一般女性と同一人物かは公表されていない。

でも面白いのはそこではない。

坂口健太郎、そんなに“肉食”に見えなかった。

坂口は長年「塩顔男子」の代表格だった。

薄い顔。柔らかい声。清潔感。威圧感がない。

『おかえりモネ』の菅波先生では、不器用で誠実そうな医師役が支持され、「#俺たちの菅波」まで生まれた。

要するに、性の匂いがしない。

雑に言えば「どしたん、話聞こか」系の安心感である。

でも現実では、モテる男は普通に恋愛する。当たり前だ。

むしろ今、一番モテるのは、“モテなさそうに見えるモテる男”なのではないか。

昔の色男は、最初から色気を出していた。

今は違う。

優しそう。無害そう。ガツガツしていない。女遊びに興味なさそう。

性を感じさせないこと自体が、新しい色気になった。

だから恋愛が出ると驚かれる。

「この人もそんなことするんだ」と。

いや、するだろ。

35歳の成人男性である。

日本人は性欲のない男が好きなのではない。

性欲が見えない男を安心して好きになりたいのかもしれない。

坂口健太郎が“無害な王子様”を名乗ったわけではない。

その設定を勝手に作り、恋愛が出るたび勝手に裏切られた気分になる。

もしかすると一番「どしたん?」なのは、普通に恋愛する男を見て驚いている、我々の方なのかもしれない。

出典・編集注記

2026年9月6日の結婚発表と、2025年9月の週刊文春報道を起点にした論評です。坂口健太郎は有料ファンクラブで一般女性との結婚を発表し、所属事務所も取材に認めています。本文中の同棲・交際関係は週刊文春が報じ、永野芽郁の所属事務所が同誌に回答した内容であり、CUT A TELLが独自に確認した事実ではありません。今回の結婚相手と当時報じられた女性が同一人物かは公表されていません。「無害」「肉食」「どしたん系」などは、本人の自己認識ではなくパブリックイメージを論じる編集部の表現です。

SHARE