Rewireは2026年4月9日から12日まで、オランダ・デンハーグで第15回を開催した。掲げるのは、先進的でジャンルを横断する音楽と学際的なパフォーマンス。公式フィールドガイドでは20を超える会場が示され、コンサートホール、劇場、教会、ナイトクラブ、ギャラリー、公共空間が一つのプログラムで結ばれた。

会場の違いは収容人数だけではない。教会の長い残響で聴く音、暗いクラブで身体に受ける低音、展示空間で映像と向き合う時間。同じフェスティバルの中でも、作品を受け取る姿勢は場所ごとに変わる。Rewireは、その差を編集の一部として扱っている。

会場が変われば、同じ耳も変わる。移動は空白ではなく、次の音を受け取る準備になる。

移動時間までプログラムになる

複数会場型のフェスでは、すべてを予定通り見ることは難しい。入場列、道に迷う時間、ふと聞こえた別会場の音。それらは不便であると同時に、固定した好みから外れるきっかけにもなる。効率より発見を選ぶ余白がある。

音楽を一つの建物へ閉じ込めず、街の異なる歴史や用途を持つ空間へ置く。するとフェスティバルは公演の束ではなく、都市を読み直す体験になる。Rewire 2026の公式記録が伝えるのは、ラインナップと同じくらい会場の選び方が重要だということだ。

出典・編集注記

Rewireの公式プログラムとフィールドガイドをもとに構成した紹介記事です。現地取材記事ではありません。公式情報:

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