VTuberは、画面の中にいるものだった。顔を出さない。キャラクターとして活動する。リアルの本人と距離がある。その境界そのものがVTuberの面白さだった。ところが9月6日に新宿で単独ミニライブを組んだ『クインテ』は、自らを「会いに行けるアイドルVTuber」と名乗っている。桃妃ミルク、艶魅ルリナ、羽乃シエル、華埜エレノア、鬼月キラの5人。
じゃあVTuberである必要ある?
と思う。でも逆なのかもしれない。昔は「リアルに出られないからアバターを使う」だった。今は、アバターも衣装の一つになった。
地下アイドルなら衣装を着る。2.5次元俳優ならキャラクターを背負う。VTuberならLive2Dの姿を持つ。それだけの違いになり始めている。
VTuberが現実から離れる文化だった時代は終わったのかもしれない。
しかも「会いに行ける」は強い。配信で知る。推す。リアルライブへ行く。また家で配信を見る。オンラインと現場を往復できる。
ホロライブやにじさんじが巨大化した先で、“地下VTuber”まで生まれる。バーチャルなのに現場主義。その矛盾こそ、VTuberが「技術」ではなく、一つの芸能ジャンルになった証拠なのかもしれない。
出典・編集注記
株式会社Blackboxの公式発表に基づく活動形態の批評です。ライブへの現地取材や、演者の素顔公開を確認した記事ではありません。






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