Mrs. GREEN APPLEは、メイク、髪、衣装、写真、MV、ステージまで徹底的にビジュアルを作る。悪いどころか、今の時代のポップスターとして正しい。音楽と見た目の両方で人を振り向かせ、実際に売れている。
なお、本人たちが「顔ではなく音楽だけを聴いて」と発言した事実を論じる記事ではない。問題にしたいのは、周囲が顔から入った客だけを浅いファンとして扱う空気だ。
見た目を入口にした客も、公式がつくった入口から入った正規のファンだ。
そのメイク、音楽と無関係ではない
2023年のVOCEで大森元貴は、フェーズ2から衣装の方向をスタッフと話し合うようになり、ファッションやメイクもフェーズ1と大きく違うと説明した。つまりビジュアルの変化は自覚的な表現だ。それで本人が魅力的に見え、新しい客が来る効果だけを存在しないことにはできない。
顔で来たファンも正規の客だ
ライブへ行く全員がコード進行を分析するわけではない。大森元貴を見たい。衣装が好き。世界観が好き。そこから曲を聴く。それでいい。音楽に興味のなかった人まで振り向かせるのもスターの能力だ。公式が巨大な入口を作ったのに、入ってきた客を「顔ファン」と下に見るのは都合がいい。
音楽+ビジュアルで何が悪い
歌唱、作曲、ライブ、衣装、メイク、顔、SNS。全部才能である。Mrs. GREEN APPLEは曲だけでなく、プロジェクト全体を売れるから強い。最初は「格好いい」でも、『青と夏』『ダンスホール』『ケセラセラ』を聴き、何年後も残れば完全勝利だ。音楽を売りながら、Mrs. GREEN APPLE自身も売っている。その客まで含めて、自分たちが作ったMrs. GREEN APPLEなのではないか。
出典・編集注記
本稿は、Mrs. GREEN APPLE本人が「顔ではなく音楽だけを聴いてほしい」と発言したとするものではありません。フェーズ2の衣装・メイクに関する本人発言は、VOCEの2023年7月21日公開インタビューを参照しています。出典:






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