「推しと付き合いたい」ファンがいる。「ファンと関係を持ちたい」メンズ地下アイドルがいる。成人同士が本当に望んでいるなら、第三者が止める話ではない。なのに外から見ると猛烈に気持ち悪い。理由は、恋愛と商売の境界を崩したまま「純愛です」という顔をするからだ。

メン地下は距離を売る。ライブ、チェキ、認知、長時間の会話、デート風特典。金を積むほど「特別」に近づく設計では、好意と売上を切り分けにくい。

問題は恋愛ではない。その二人の間にチェキ券売機が置いてあることだ。

恋愛版マイレージプログラム

2026年のJ-CASTニュースは、プリクラ同行や1時間デートなどの特典、数百万円単位の出費例を紹介した。2023年には「蒼天」「時雨」のメンバーが、ファンだった女子高校生への行為をめぐり逮捕されたとも報じられた。未成年が絡めば「本人も望んだ」で片づけてはいけない。

好きになる。チェキを買う。認知される。さらに買う。「特別だよ」と言われ、もっと買う。運がよければ私的につながる。恋愛というより、SSRが「推しとの交流」のガチャである。

昨日まで客、今日から運命

本当にそのファンが好きなら、「もう俺にチェキを積まなくていい」と言えばいい。金を払う女と金を受け取る男の関係を続けながら、「二人は本気です」と言われるから気持ち悪い。

ファンは「私は他の客と違う」と思いたい。演者は「金目当てではない」と思いたい。だが、その恋愛が始まった場所にはレジがある。成人同士で恋愛するのは自由だ。ただし本気なら、一度「客と演者」を終わらせろ。問題は二人の間にチェキ券売機が置かれたままなことだ。

出典・編集注記

2026年の推し活構造はJ-CASTニュース、2023年の逮捕事案とポイント特典はJ-CASTニュースおよびTBS NEWS DIGの報道を参照しています。逮捕については当時の容疑・報道として記載しています。出典: / /

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