最近の男性アイドルは、髪、メイク、衣装、ダンス、楽曲、MVまで似て見える。だいたいK-POPの成功文法だ。完成度は高い。だから日本が学ぶ理屈も分かる。でも全員が同じ正解へ走れば、本家がいるのにコピーを見る理由がなくなる。
日本人がK-POPのコスプレをしてどうする
K-POPには練習生制度、音楽、映像、ファッションまで長年積み上げた産業がある。センター分け、白い肌、中性的な衣装、低音の曲だけ借りても「K-POPっぽい何か」になりやすい。寿司が世界で売れたからと、フランス料理店が全部寿司屋になる必要はない。
TOKIOは男が見ても格好よかった
TOKIOはバンドをやり、身体を張り、農業をし、島を開拓し、重機まで扱った。女性から好かれながら、男性にも「友達になりたい」「こんな大人は楽しそう」と思わせた。長瀬智也には、バイクや音楽を含め、男が男に惚れる余白があった。
男が憧れる男を取り戻せ
男臭さとは筋肉や髭だけではない。不器用、豪快、泥臭い、趣味に異常に詳しい、何かを作れる、自分の好きなものを持つ。そんな格好よさだ。K-POPと同じリングで歌、ダンス、MV制作費を競うより、楽器、コント、ロケ、演技、職人的な趣味で「変なアイドル」を作る方が差別化できる。女性に「付き合いたい」、男性に「あんな男になりたい」と言われる。その両方を取る日本の男性アイドルを、もう一度見たい。






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