「歌の練習を頑張っています」

「毎日ダンスレッスンしています」

素晴らしい。

でも、それを努力と呼んで満足していたら、多分売れない。

なぜなら、みんながやっているからだ。

みんながやっていることは「参加条件」

アイドルなら歌を練習する。

踊りを練習する。

衣装を着て、ライブをして、SNSを更新する。

それは努力というより、競争に参加するための最低条件だ。

どんな弱い野球部でもキャッチボールはするし、素振りもする。それを「やっているから努力している」とは言わないのと同じだ。みんな同じようにやっているからだ。

テストを受けるのに教科書を開いたことを「人より努力した」とは言わない。

周りも全員開いている。

歌とダンスだけなら、もっと上がいる

残酷な話をしよう。

歌が上手いアイドルを見たいなら、もっと上手いグループはいくらでもいる。

ダンスが見たいなら、もっと完成度の高いグループがいる。

かわいい女の子を見たいなら、それこそ乃木坂46のような巨大グループを見ればいい。

地下アイドルが同じ競技で正面から戦って、なぜ勝てると思うのか。

努力するべきは「違い」を作ること

勝ちたいなら必要なのは、

「このグループじゃなきゃ駄目」

という理由だ。

曲なのか。

ライブなのか。

キャラクターなのか。

世界観なのか。

トークなのか。

企画なのか。

何でもいい。

他の100組にはないものを一つ作る。

そこに頭を使い、時間を使い、試行錯誤する。

それこそが売れるための努力だ。

そしてそれは、時間外にどれだけ自分で考え、どれだけ自分に足りないものを見つけ、どれだけ自分が本当に好きで伸ばしたいものを掘れるかにかかっている。

ただレッスンをこなすだけではなく、「自分は何を伸ばすべきか」「何を捨てるべきか」を理解しにいく作業だ。

頑張っているだけでは勝てない

努力している人間は山ほどいる。

だから厳しい。

「私たちは頑張っています」は、売れない理由への免罪符にはならない。

全員が走っているレースで、同じ速度で必死に走るだけでは順位は変わらない。

勝ちたいなら、速く走るだけではなく、

自分たちだけ別のコースを作る努力をしなければならない。

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