9月4日、平手友梨奈の「XMF 2026」出演キャンセルが発表された。今回は喉の不調で、医師から一定期間の療養と安静が必要との診断を受けての判断だ。
早すぎた「天才」の完成
平手友梨奈は、何かと話題になる。
14歳で欅坂46に入り、『サイレントマジョリティー』で絶対的センターになった。
大人に反抗する歌を、無表情で踊る中学生。
そりゃ衝撃だった。
あまりにも早く「天才」が完成してしまった。
周囲も平手を特別扱いした。
欅坂46そのものが、平手友梨奈という物語を中心に回っていた時期すらある。
そして本人も、その視線の中で育った。
2020年に欅坂46を離れ、俳優、歌手として活動。2026年にはソロ初アルバム『無表情な表情』を発売し、8月には日本武道館でソロライブを開催した。
つまり今もスターである。
「平手なら仕方ない」の危うさ
ただ、ここで怖いのが「特別扱い」だ。
YouTubeに出てくる成功した社長を見ていても思う。
金を稼ぐ。周囲が持ち上げる。多少横柄でも「カリスマだから」。変なことを言っても「天才だから」。
その環境に長くいると、本人まで「自分は特別だから許される」と錯覚しかねない。
平手にも、その危うさはないのか。
2024年にNAECOを離れた際には、遅刻やドタキャンが原因だとする一部報道も出た。一方、移籍先Cloud Nineの千木良卓也社長は「待ち合わせの10分前には必ずいる」「他人を大切に出来る子」と反論している。つまり、外側から真相は分からない。
問題は、平手本人より「平手なら仕方ない」と言う周囲なのかもしれない。
黙れば「孤高」。
笑わなければ「世界観」。
扱いづらければ「天才肌」。
普通なら欠点として注意されるものまで「平手友梨奈だから」で作品性に変換されてしまえば、人間は自分を客観視する機会を失う。
天才を特別扱いしない大人
「十で神童、十五で才子、二十過ぎればただの人」という言葉がある。
平手がただの人だと言いたいわけではない。
天才少女も、いつか「天才少女」ではいられなくなる。
才能があることと、自分を客観視できることは別の才能だ。
周囲が作った「平手友梨奈」という神話に、本人まで溺れてはいけない。
今必要なのは、もう一度「天才」と持ち上げる大人ではない。
「それは違う」と、平手友梨奈を特別扱いしない大人なのかもしれない。
出典・編集注記
提供原稿による論評です。XMF 2026出演キャンセルは喉の不調と医師の見解に基づく公式発表であり、過去の遅刻・ドタキャン報道とは区別しています。過去の報道内容を事実認定するものではありません。参照:






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