男が女性地下アイドルにチェキを積む。女性VTuberにスパチャを投げる。そこで金が女性側へ移る。その女性がメン地下、2.5次元俳優、男性アイドルを推していたらどうなるのか。お前のスパチャ、最終的にイケメンのチェキ代になってない?

もちろん全員がそうではない。誰が何に使ったかを外野が断定する話でもない。ただ、推しもまた消費者だ。推し活の金は、推しで止まるとは限らない。

恋愛感情が消えたのではない。課金先が変わっただけなのかもしれない。

恋愛市場の食物連鎖

恋愛が苦手な男が、金を払って名前を呼んでもらう。「いつもありがとう」と言われ、女性側には売上が立つ。その一部が男性アイドルへ流れれば、男→女性推し→メン地下という食物連鎖が完成する。男はイケメンに一円も払った覚えがないのに、経済圏では支えているかもしれない。

好きです。3000円です

推し活は、恋愛から一番面倒な「相手にも自分を好きになってもらう」を取り除く。普通の恋愛は「好きです」「相手も好きです」が必要だが、推し活は「好きです」「3000円です」で成立する。男女どちら向けの商売にも同じ構造がある。

男が女性へ5万円使うと「貢いでる」、女が男性へ5万円使うと「推し活」。呼び方が違うだけで、距離が縮んだ気がして嬉しい点は近い。楽しいなら普通の消費だ。ただし、買ったサービスを恋愛だと誤認した瞬間に危うくなる。推し活経済とは、恋愛感情の巨大な送金システムなのかもしれない。

出典・編集注記

本稿は、個々の女性演者の収入が実際に特定の男性演者へ流れていると断定するものではありません。推しもまた別の市場の消費者になり得るという仮説から、疑似恋愛型エンタメの共通構造を論じています。

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