菅田将暉と小松菜奈が結婚する。

普通に、

「お似合いの俳優夫婦」

で終わる。二人は映画で複数回共演し、2021年に結婚した。

でも芸人の場合、なぜか空気が違う。

売れた男性芸人が女優や女子アナと結婚すると、

「芸人ドリーム」

になる。

山里亮太と蒼井優の結婚は「ビッグカップル」と大きく報じられ、有吉弘行も夏目三久と結婚した。

逆に芸人同士だと、

「同業なんだ」

くらいで終わる。

いや、なんでだ。

妻まで「成功の証明」になっている

トロフィーワイフとは、本来、成功した人物が自分の社会的地位を示す象徴として若く魅力的な妻を持つ、という意味の言葉だ。

日本の芸能界で露骨にそう呼ばれることは少ない。

でも構造は少し残っている。

芸人として売れる。

金を稼ぐ。

有名になる。

最後に女優、モデル、女子アナと結婚する。

すると人生ゲームのゴールみたいになる。

アスリートも似ている。

仕事で勝った男が、さらに“華やかな女性”を妻にすることで完成する。

そんな成功物語を、メディアまで喜んで作ってきた。

俳優には「同業婚」が格になる

俳優は違う。

俳優×俳優なら、

「演技派夫婦」

「美男美女」

「映画みたいな二人」

と、むしろブランドが強化される。

でも芸人×芸人は、その構造になりにくい。

もちろん宮川大助・花子や、かつみ♥さゆりのように長年活躍する夫婦芸人もいる。かつみ♥さゆりは2026年に結婚30周年を迎えた。

それでも、

「売れた芸人が芸人と結婚した。すげえ!」

とは、なぜかならない。

結婚相手にまで“格上感”を求めているからではないか。

女だってトロフィーを欲しがる

そして、これは男だけの話でもない。

一部には、

「人気芸人の妻」

「一流アスリートの妻」

という肩書そのものに魅力を感じる人もいるだろう。

つまり男が女をトロフィーにするだけではない。

女側も、成功した男を自分のトロフィーにできる。

恋愛なのか。

肩書なのか。

たぶん本人たちにも完全には分けられない。

だから問題なのは特定の夫婦ではない。

結婚した瞬間、

「どっちが得した?」

「男が上がった」

「女が玉の輿」

と採点したがる周囲だ。

俳優同士なら作品の延長。

芸人やアスリートなら人生の優勝商品。

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