timeleszに、結成以来最大級の危機が来た。
9月19日、猪俣周杜容疑者(25)が傷害の疑いで警視庁に逮捕された。報道によれば、18日夜、江東区のコンビニ駐車場に止めた車内で知人女性と口論になり、顔面を殴ってけがをさせた疑い。警視庁は認否を明らかにしていない。逮捕は有罪確定ではない。
しかし、2025年2月に「timelesz project」から加入したばかりの猪俣にとって、これはあまりに重い。
何より象徴的なのは、今回は普通に「猪俣周杜容疑者」と報じられていることだ。
思い出すのが2018年のTOKIO・山口達也だ。当時、女子高校生への強制わいせつ容疑で書類送検された山口を、多くのテレビ局は「山口達也メンバー」と呼んだ。あまりに不自然で、ジャニーズへの忖度ではないかと批判まで起きた。
ただし、ここは単純比較できない。山口は逮捕ではなく書類送検で、テレビ局側も「逮捕されていない場合は肩書を付ける」という報道ルールを理由に説明している。だから「旧ジャニーズの力で容疑者呼びを消した」と断定するのは雑だ。
それでも、空気は明らかに違う。
現在のSTARTO ENTERTAINMENTは、猪俣について「事実関係を確認中」とコメント。2025年に草間リチャード敬太が逮捕された際には、同日中に逮捕を公表し、活動休止を発表した。旧ジャニーズ時代より「守って見えなくする」より「事実を確認して処分する」会社へ変わろうとしている。
そしてtimeleszはTOKIOとも違う。
TOKIOは事件当時、23年積み上げた5人組だった。残る4人だけで会見し、山口の辞意を受け止め、それでもグループを続けた。
一方、現在のtimeleszは8人中5人が2025年加入。しかも猪俣、橋本将生、篠塚大輝は一般応募から選ばれた。「普通の青年を国民参加型オーディションでスターにする」という物語そのものが商品だった。
そこから加入1年半で逮捕者が出た。
ダメージは一人分ではない。「タイプロで選んだ判断は正しかったのか」という、選考そのものへの疑問まで遡るからだ。
もちろん、今の時点で解散を語る根拠はない。公式サイトにも8人の名前は残り、11月18日にはライブ映像作品の発売も予定されている。
ただ、今回問われているのは猪俣一人の処遇だけではない。
旧ジャニーズなら「グループを守るために事務所が何をするか」が注目された。
STARTO時代は逆だ。
事務所がグループを守るために、メンバーをどこまで切れるかが問われる。
「山口達也メンバー」と呼ばれた時代から8年。
芸能事務所の力とは、報道を丸くする力ではなくなったのかもしれない。
今のtimeleszに必要なのは、猪俣を守る強さではない。






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