食パンの袋についている、あのプラスチック。

正式名称は

バッククロージャーという。

袋を留める。

以上。

それ以外の人生を与えられることなく、パンを食べ終えたら大体ゴミ箱へ消えていく存在だ。

しかし、こいつにはもう一つの可能性がある。

半分に割ると、猫っぽくなる。

中央あたりでパキッと割る。

すると残った突起が耳のように見え、細長い胴体と尻尾までついているため、

思った以上に猫である。

あとはペンで目と口を描けば完成。

白い猫。

水色の猫。

黒猫っぽく塗ってもいい。

何匹か並べれば、もう完全に猫の集会だ。

もちろん、

何の役にも立たない。

むしろ割った瞬間、バッククロージャーは本来の仕事である「袋を閉じる」という能力をほぼ失う。

猫を手に入れる代わりに、パンの保存能力を失う。

等価交換として正しいのかは分からない。

実用性:0 かわいさ:そこそこ 必要時間:3秒 失うもの:バッククロージャーの本来の機能

生活は便利にならない。

節約にもならない。

時短にもならない。

ただ、

次に食パンを買った時、バッククロージャーを捨てるまでの3秒だけ人生が少し楽しくなる。

役に立たないライフハックとしては、それで十分である。

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