8月29日、アイドルグループ「まねきケチャ」が三井いろはとのマネジメント契約解除を発表した。

理由として公表されたのは、特定のファンとの私的な交流等。

本人への事実確認でも認められたとしている。

予定されていた生誕祭も中止となった。

また繋がりである。

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地下・ライブアイドル界隈を長く見ている人なら、

「はいはい、またこのパターンね」

と思ったかもしれない。

もちろん契約で禁止されているなら破れば処分される。

そこは単純な話だ。

でも、このニュースを見るたびに思う。

アイドル商売、距離感の設定が難しすぎる

会いに来てください。

チェキ撮ってください。

名前覚えます。

何度も来てくれてありがとう。

大好き。

また会おうね。

でも、

本当に会ったらアウトです。

難しい。

「会いに行ける」を売りながら、

会っていい場所と会ってはいけない場所の境界線を守り続ける。

ファン側も同じだ。

認知されたい。

特別になりたい。

推しに好きになってほしい。

でも本当に特別な関係になった瞬間、

推しの活動そのものを破壊する可能性がある。

推しに近づくために金を使って、

近づきすぎると推しが消える。

アイドル版イライラ棒である。

「繋がり」がなくならないのは当然でもある

そもそも演者も人間だ。

ファンも人間だ。

何十回も会う。

話す。

顔を覚える。

好意を伝えられる。

その中にタイプの人間がいる可能性だってある。

それでも「商品と顧客」であり続けろというのがアイドルという仕事なのだろう。

だから繋がりを美談にするつもりはない。

ただ、距離の近さを最大の商品にしたアイドル文化が、

その距離の近さによって何度も爆発しているのは皮肉だ。

チェキでは近い。

SNSでも近い。

特典会でも近い。

でもプライベートだけは絶対に遠い。

この絶妙な数十センチを守ることで成立している。

だからアイドルとファンの距離は、

近ければ近いほどいいわけではない。

近すぎれば、商品そのものが壊れる。

「会いに行けるアイドル」が登場してから長い。

次に必要なのは、

「会えるけど、そこから先には絶対行かないアイドル」

なのかもしれない。

推しと繋がりたいファンへ。

本当に推しが好きなら、

繋がらないことも推し活である。

なぜなら繋がった結果、

推しがいなくなることがあるからだ。

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