今年も8月29、30日に『24時間テレビ49』が放送される。

テーマは「わたしの家族の話〜あなたは誰を想う?〜」。

そして今年も始まるだろう。

「24時間テレビって偽善だよね」

障害。

病気。

芸能人。

マラソン。

泣く出演者。

感動的なBGM。

確かに、見ていて「そこまで感動に加工する必要ある?」と思う瞬間はある。

でも、そろそろ決着をつけたい。

結論、偽善でもいい

2025年の24時間テレビが集めた寄付金は、最終的に20億1,332万6,946円。歴代1位だった。

48年間の累計は約469億円に達している。

しかも公式上、視聴者からの寄付金はすべてチャリティー事業費へ充てられ、委員会の運営経費は加盟する放送局側が負担する仕組みだ。

だったら、

「感動を演出しているから偽善」

だけでは弱い。

20億円集まって、本当に支援へ回るなら、偽善でも社会的効果はある。

何もしない善人より、金を集める偽善者の方が役に立つ場面は普通にある

ただし、寄付金を触る側に言い訳はない

一方で、この番組には致命的な事件も起きた。

日本海テレビの元幹部社員による寄付金着服だ。

2026年1月には刑事裁判や弁済など一連の手続きが終了したと日本海テレビが報告している。現在は外部弁護士によるモニタリングなど再発防止策も続く。

これは「偽善かどうか」以前の問題だ。

善意で集めた1円は、普通の売上の1円より重い。

感動を売るなら、会計は日本で一番冷たく透明であるべきだ。

気持ち悪くても、役に立つことはある

24時間テレビの演出が好きか?

俺は全部好きではない。

障害や病気を「泣ける物語」に変換するテレビ的手法に違和感を持つ人がいるのも当然だ。

でも、

「気持ち悪い」

と

「社会的に無意味」

は別である。

番組を嫌う自由はある。

感動しなくてもいい。

募金だけ直接してもいい。

ただ、20億円を動かす巨大な募金装置まで「偽善だから無価値」と切り捨てるのも違う。

だから決着。

24時間テレビは偽善でもいい。

ただし善意を商売の中心に置く以上、

日本で一番疑われるチャリティー番組であり続けろ。

疑われても数字と透明性で黙らせる。

それが、この番組が49年目にも存在するための最低条件だ。

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