Forbesが今年も「世界を変える30歳未満」を選んだ。

でも、まず人数がおかしい。

米国版2026は600人。アジア版だけでも300人。日本版は毎年30人で、9年間の累計は360人になった。

つまり米国とアジアだけで毎年延べ900人。

そこで聞きたい。

世界、そんなに変わった?

もちろん優秀だ。

会社を作った。

世界大会で勝った。

ヒット曲を出した。

新しい表現を作った。

でも、それと「世界を変えた」は別だろう。

マーク・ザッカーバーグなら分かる。

SNSによって人間関係、広告、政治、ニュースの流通まで変えた。

サム・アルトマンも、生成AIを一般人の日常へ持ち込んだという意味では候補に入る。

こういう人間は、何百人の中の一人だ。

大谷翔平ですら「世界」は言いすぎでは?

大谷はすごい。

MLBにはいわゆる「大谷ルール」まで生まれた。

日本とアメリカの野球観を変えた、と言ってもいい。

でも地球80億人規模で生活様式や社会構造を変えたかと言えば、それはまた別の話だ。

大谷ですらこの判定なら、「世界を変える」のハードルは相当高い。

では、ダウ90000の蓮見翔はどうか。

2023年に選出された。演劇とお笑いの境界を動かしているのは面白い。

でも世界を変えた?

現時点では、さすがに言いすぎだ。

今年選ばれたLE SSERAFIMのSAKURAも同じ。

世界的人気のK-POPアーティストであることと、世界そのものを変えることは違う。

「世界を変える」がキャッチコピーになりすぎた

Forbesの選考基準を見ると、「現在グローバルに活躍している/今後期待される」「業界の常識を覆す挑戦」などだ。

だったら本当は、

「めちゃくちゃ将来有望な30歳未満」

くらいが正確なのだと思う。

でも、それでは雑誌の表紙として弱い。

だから「世界を変える」。

気持ちは分かる。

ただ毎年何百人も世界を変える人間が生まれているなら、

世界を変えること、大したことなくなってない?

本当に世界を変える奴なんて、

毎年300人も600人もいない。

たぶん一世代に、数人で十分だ。

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