今日、8月25日は火曜日だ。

19時。

渋谷CLUB QUATTROではAKIARIMのワンマンが始まる。

30分後。

徒歩圏内のSHIBUYA WWWではSAKA-SAMAが単独公演を始める。

どちらも、いわゆるライブアイドルの世界にいるグループだ。会場公式にも今日の公演として掲載されている。

そこで思う。

「地下」って何だ?

テレビに毎週出ていない。

街の100人に聞いても、大半は名前を知らない。

だから地下。

でも火曜の夜に渋谷のライブハウスを押さえて、ワンマンをやる。

出演者一組。

客はわざわざ仕事や学校のあとに金を払って来る。

物販を買う。

次のライブも予約する。

これ、普通の商売として考えたらかなり強い。

知名度と人気は同じじゃない

テレビのタレントは1000万人に知られていても、その人を見るためだけに5000円払う人が何人いるかは別問題だ。

ライブアイドルは逆。

知らない人は本当に知らない。

でも知っている数百人の熱量がおかしい。

だから、

「全国的には無名なのに、渋谷でワンマンが成立する」

という、一昔前なら理解しづらかった芸能が成立する。

今日だけでも関東では秋葉原、新宿、五反田、下北沢などで複数の女性アイドル公演が組まれている。

地下にいるのはアイドルじゃない

地下アイドルという言葉には、どこか「まだ売れていない人」というニュアンスがある。

でも彼女たちは今日も会場を借り、チケットを売り、客を集め、経済を作っている。

地上波に出たら地上。

出なければ地下。

そんな分類の方が、もう古いのではないか。

火曜19時。

渋谷で別々のアイドルが同時にワンマンをやっている。

知らなかった?

だったら地下にいたのは彼女たちじゃない。

その世界を知らなかった、俺たちの方だ。

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