昔のテレビは無料だった。

だからCMを見る。

分かる。

広告主がお金を出して、その代わり俺たちは無料で番組を見る。

非常に分かりやすい。

そしてNetflixが出てきた。

「金を払う代わりに広告なし」

これも分かる。

ところが現在。

金を払っているのに広告を見る。

何だこのシステム。

Amazon、お前は特にすごい

Amazonは2025年4月から、日本のPrime Videoでプライム会員向け作品にも広告を導入した。

プライム会員料金は月600円。

広告を消したければ、さらに月390円。

つまり、

「今まで広告なしでしたが、これから広告を入れます。嫌なら追加で払ってください」

である。

サービスを良くして値上げするなら分かる。

今まであった快適さを一回奪って、それを追加料金で売り直す。

商売がうますぎる。

Netflixも「有料+広告」が普通になった

Netflixの現在の日本料金は、広告つきスタンダードが月890円。

広告なしスタンダードは1590円、プレミアムは2290円だ。

NetflixはAmazonと違って、広告付きの安いプランを自分で選ぶ仕組みではある。

だから同列にはできない。

それでもすごい。

890円払って、さらにCMまで見る。

無料テレビなら広告主が客だった。

サブスクでは俺たちが客だった。

今はどうやら、

俺たちから月額料金を取りながら、俺たちの視線まで広告主に売れる。

一粒で二度おいしい。

サブスクは「広告なし」を売っていたはずだった

俺たちは映画だけに金を払っていたわけではない。

好きな時に見る。

途中でCMが入らない。

テレビの編成から自由になる。

その快適さ込みで払っていた。

ところが、その自由が一個ずつ有料オプションになっていく。

広告なし。

高画質。

複数端末。

追加メンバー。

それでも解約しない。

見たい作品がそこにあるから。

完全に囲われている。

AmazonもNetflixも悪魔ではない。

価格も条件も提示している。

嫌なら解約すればいい。

それなのに俺は今日も再生ボタンを押す。

広告が始まって、

「金払ってんだけどな」

と文句を言いながら待つ。

そう。俺は客ではない。

AmazonとNetflixのよく訓練された奴隷だ。

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