アダルトビデオエンタメなのだろうか。

日本では妙に扱いが難しい。

映画ほど堂々と語られない。

テレビでは基本的に扱えない。

でも、出演者にはファンがいて、監督がいて、企画があり、撮影があり、作品として売られている。

構造だけ見れば、かなりエンタメである。

海外では「HENTAI」が日本文化になった

さらに面白いのが海外だ。

Pornhubの2025年統計では、「hentai」が5年連続で世界最多検索ワードになったと報じられている。日本人にとっては少し変な話だが、海外では「hentai」が日本風の成人向けアニメ・漫画を指すジャンル名として完全に定着している。

ちなみに日本でいうAVと、海外でいうHENTAIは同じものではない。

AVは実写。

HENTAIは主にアニメや漫画などの二次元表現。

それでも海外から見れば、両方とも「日本独特の成人向け文化」という巨大な箱に入れられやすい。

エロだから文化ではない、は成立するのか

漫画は文化。

アニメも文化。

ゲームも文化。

では、その技術を使って成人向け作品を作った瞬間だけ「文化ではありません」になるのだろうか。

キャラクターデザイン。

演出。

撮影。

脚本。

音楽。

衣装。

マーケティング。

そこには普通の映像作品と同じように、大量の技術と作り手がいる。

性的な目的があるからといって、表現そのものまで存在しなくなるわけではない。

日本人より海外の方が勝手に文化化している

たぶん一番面白いのはここだ。

日本では隠す。

海外では「HENTAI」という日本語をそのまま持って帰り、独自ジャンルとして巨大化させる。

日本が「これもクールジャパンです」と宣伝したわけではない。

外国人が勝手に見つけ、勝手に名前を付け、勝手に世界へ広げた。

ある意味、これほど自然発生的な文化輸出も珍しい。

AVやHENTAIを高尚な芸術だと言う必要はない。

エロはエロだ。

でも、人を楽しませるために作られ、作品ごとの差が語られ、ファンが生まれ、国境まで越える。

そこまで来たら、

「エンタメじゃない」と言い張る方が、少し無理があるのかもしれない。

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