“りくりゅう”こと三浦璃来と木原龍一が婚約した。

おめでたい。

2019年にペアを結成し、2026年ミラノ・コルティナ五輪では日本ペア初の金メダル。そして8月23日、二人は婚約を発表した。なお、いつから交際していたのかは公表されていない。

ところがSNSを見れば、祝福だけではなく「なんか気持ち悪い」という反応まで出ている。

なぜなのか。

部活の友達がマネージャーと付き合っていた感覚

少し似ているのが、学生時代だ。

ずっと「部活の仲間です」という顔で一緒にいた男友達と女子マネージャー。

練習でも一緒。

帰り道も一緒。

仲が良くても「まあ部活だから」と思っていた。

ところが卒業間際に、

「実は付き合ってます」

と言われる。

何も悪くない。

でも、

「お前ら、あの時もそういう感じだったの?」

と、過去の記憶が一斉に書き換わる。

あの違和感に近い。

“競技上の距離感”だと思っていた

ペア競技は身体的にも精神的にも距離が近い。

りくりゅう自身も、長年の信頼関係や相性の良さを語ってきた。

だから視聴者は、ハグも笑顔も親密な会話も、

「世界一の競技パートナーだから」

という箱に入れて見ていた。

婚約が発表された瞬間、その箱が突然開く。

過去映像を見る目まで変わる。

悪いのは二人ではなく、勝手に線を引いていた我々

もちろん、二人が恋愛したことには何の問題もない。

むしろ長年一緒に世界一を目指した相手と人生まで一緒になる。綺麗な話である。

「気持ち悪い」と本人たちを攻撃するのも筋違いだ。

気まずいのは、外野が勝手に

「この二人には恋愛感情なんてありません」

という前提で安心して見ていただけなのだ。

りくりゅうの婚約で炙り出されたのは二人の秘密ではない。

男女の親密さを見る時、我々が勝手に引いていた境界線だったのかもしれない。

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