彼氏がバレた。

アイドルが焦った。

ファンが怒った。

――全部、演技でした。

アイドルYouTuber「FR2PON!」の生配信から切り抜かれた“彼氏バレ”動画がSNSで拡散した。

しかし運営は8月20日、該当内容はすべて演技だったと説明。

そもそも配信内で視聴者に切り抜き・拡散を呼びかけて仕込んだ「炎上企画」だったという。

炎上させたかったんじゃないの?

ここで素朴な疑問がある。

炎上企画をやった。

炎上した。

なら成功ではないのか。

ところが事情を知らずに動画だけ見た人たちから本気の批判が殺到すると、今度は「エンタメです」「演技です」と説明する人まで現れた。

火を付けておいて、

「燃えてます!」

と驚く。

少し不思議な光景である。

炎上商法にも脚本はいる

炎上商法そのものを否定するつもりはない。

人を騙す。

怒らせる。

最後にネタばらしをする。

昔からテレビでも使われてきた手法だ。

ただし、成立させるには「どこまでが嘘なのか」「いつ回収するのか」という設計がいる。

切り抜きだけが文脈を離れて飛んでいくSNSで、

「配信全部見れば演技だと分かります」

は少し甘い。

ネットはそんな親切ではない。

バズった。でも、それでいいのか

結果として名前は広がった。

この記事まで書かれている。

だからマーケティングとしては成功なのかもしれない。

ただ、

炎上企画をやって、炎上したことに困る。

ここまで含めて現代のアイドルコンテンツなのだとしたら、ずいぶん面白い時代になった。

次に必要なのは炎上企画ではない。

燃えた後まで考える企画力だ。

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